Saori's Journal

Monday, March 26, 2007

Flame




そっと耳をすませると
めらめらと燃えていて

抑えて見ないふりしても
狂いそうに燃え上がるの

まだ見ない「本質」に触れてみたい
掠るだけでもいいから通り過ぎないで

4歳児みたいに
夢を追いかける

気持ちを大事にするチャンスなら
心の声に耳を澄ませて我侭になる

Saturday, March 17, 2007

すっかり




春めいてきたのか
冬に逆戻りしたのか
今日は寒い雲が覆う空。

日記の更新が滞っていたので
休日の土曜に舞い戻ってきました。

かつてのクラスメイト達は卒業し
桜の花びらのように舞って行きます

すこし取り残されたような
すこし淋しいような

みんな、おめでとう。

Tuesday, March 06, 2007

大野一雄について


『大野一雄 百年の舞踏』(フィルムアート社)を読んだ。

「箸を持ってご飯を食べるときに、
その箸が宇宙の果てまで伸びていって、
喜びのような、
悲しみそのもののような箸となって、
あなたが食事するときに何気なくもつ箸が
そんな箸であってほしい--------------大野一雄」 (p.95)


大野一雄がレマン湖で佇む写真を見ていると
まるで映画『天上桟敷の人びと』のバチスト(ジャン・ルイ・バロー)が髣髴とする。


声にならない声を
か細い指先で包みこむような優しさのある表現。


熱い涙が頬を伝って沁みいるような体の表現を
私も年を重ねるごとにいつか出来るようになれたらと思う。